2001年、最高のアニメ作品に贈られる賞。
"Best Animation 2001"
BA2001選考委員会メンバー全員が このフォーム に従い投票を行った。
7ポイント獲得。
接戦の中、確実に頭一つ抜きん出た『シスター・プリンセス』。
ポイント内訳は「Best」の2ポイント票が2票、「2nd Best」の1ポイント票が3票で合計7ポイント。
幅広い支持を得て最優秀作品の座を手にした。
『シスター・プリンセス』は『電撃G'sマガジン』の読者参加企画から発展し、アニメ化された作品である。
このパスを通った先輩には『セラフィムコール』があり、
『シスター・プリンセス』もアニメ化直前まではその手法や内容も全く同じだった。
源流は『卒業』シリーズ等から始まり『センチメンタルグラフティ』で確立された「女の子12人であらゆるニーズに応える」やり方を踏襲し、
「女の子キャラだけを前面に押し出した展開」をする内容をも真似た。
しかし、このような作品は『セラフィムコール』のアニメ版で完成域に達したのではないかと言われている。
つまり「キャラを全面に打ち出した展開」では限界が来ていると感じられていた中で、
『シスター・プリンセス』のアニメ化は行われた。
そして、見事に期待を裏切った。
常識となっていた「1キャラ1話」という体制を基本軸に展開する手法を捨てたのである。
これにより、それぞれのキャラが孤立してしまい、作品としてまとまりに欠けてしまっていた問題点の解消が図られた意欲作となる。
結果、12人の妹たちが、本当に12人の妹として生きている世界がそこに生み出された。
この挑戦が、多くの選考委員に支持された結果が、この受賞だと考えられる。
しかし、挑戦に伴う試行錯誤がグラフィック周りに無理な進行を強いたためか、
随所でキャラクターの顔すら崩れてしまっていたのは大きな減点だったとされ、
選考委員の間でも酷評されたことを記しておきたい。
ちなみに、前人未踏の領域への挑戦が、前半で終わってしまったことは残念だったと言わざるを得ない。
理由は推測の域を出ないために省くが、第13話から監督が交代となってしまった。
それに伴い、挑戦的な側面が極端に薄れてしまったことは事実である。
そして、このことに対しても選考委員の間で難色が示された。
特に、半ば「1キャラ1話」制となってしまった点はマイナス評価一色となった。
[Fukapon]
やはり、2001年を語る上でははずせないでしょう。
前夜祭、そして、1話から3話までのOPにおける実写の衝撃。
今でも忘れません。
7話での咲耶の顔。
未だに区別が付きません。
そんな記憶に残る名場面を残してくれた作品を、今年を代表する作品としてあげるのは当然のことです。
むろん何より、亞里亞ちゃんが私の大切な妹である以上、亞里亞ちゃんを応援するのは兄やとしての義務ですっ。
...なんか、無理矢理投票した感じの抜けないコメントだな(爆。
でも「好き」だってハッキリ言えるから、いいんだよねっ(はぁと
[N田軍曹]
いやぁ、シ○プリ旋風*1の巻き起こった今年でしたが、
どうにか無事に過ぎ去っていこうとしていますね。
まさか、途中で監督交代になるとは思いもよりませんでしたが(^^;
[M實先生]
これしか最低一話だけでも真面目にみたものってないんよね(^^;
んでも、決して悪くはないとは思ったな。
ただ、シナリオ的に無理ありすぎって所はある。
勝平の声が多分一役味付けてるんだろうけどそれだけちょっと嫌い。
[TO-RU]
久しぶりにアニメ見たのがコレだったし。
衛もよかったしなぁ次点で鈴凛だなぁ。
でもこの二人ってボーイッシュ系でいいよなぁ。
う〜ん、ほかにあんまり見てないしなぁ。
[T中エッチ]
3日で見た*2。
獲得ポイント、五十音順。『はじめの一歩』は5ポイント、その他は2ポイントずつ獲得。
ポイント内訳は、『はじめの一歩』が2ポイント票を2票と1ポイント票を1票。
他の作品はすべて2ポイント票が1票となった。
放映本数が増加した今期は、投票作品がばらつく傾向にあり、このような結果となった。
また、選考委員間における質のばらつきも例年とは比較にならないほど高く、
「これしか観ていないから」という現象があったことも「真の優秀」を見極め損ね、
結果投票作品がばらつく傾向となったとも言えるかも知れない。
しかし、ここではあえて「これしか観ていないから」という投票も削ることはしなかった。
選考委員の「絶対基準」も決して無視して良いものではない、と確信したからである。
この判断か正しいかどうかは、是非、あなたの目で確かめていただきたい。
[N田軍曹 = 人造人間キカイダー THE ANIMATION]
これを見たあなた、もう石ノ森ワールドのとりこですよ。
仮面ライダーがある?
いやいや、もっとシュールなこの作品、いいんですかね、こんなに暗くて。
お子様に、まったく受けそうにないこの重たさが、たまらないんです。
特撮実写版も存在しますけど、アニメーションでしかできないご都合的な変身シーンや戦闘シーンなど、旧作のファンでも見所満載。
さあ、あなたもこれを見て、石ノ森ワールドに足を踏み入れてみませんか?
なお、これをみてブルーになっても、私は責任は取りませんからね(笑)
[なぎ = 天使のしっぽ]
6、3、3で12人
これに尽きます。
12人モノってことで某妹達を思いだしすがコマは少ないながらも原画の良さで難なく回避。
観れるアニメに仕上がってます。
キャラクターの登場回数にかなり差があるのはマイナスポイントだが逆にこれが"萌え"を誘発しているとの声もある。
毒・天使のしっぽなどユーザ指向である点も評価したい。
来年の第二期放送も決まっているのでチェキ。
[O福監督 = NOIR]
今年唯一、自腹でサントラを買った*3作品ですからね(笑)
上半期の作品はこの時期どうも、既に印象が薄くなりがちですが、
深夜帯としては素晴らしい出来であり、また深夜帯でしかできない内容が印象的でしたね。
[EZ = まほろまてぃっく]
某M研を震撼させた大作。
脱税事件から幾星霜、新生ガイナックス製作による新世紀にふさわしい
"近未来アクションラブコメディ"
ほのぼのとした日常を描きつつED直前にテロップ表示される
「まほろさんが全機能を停止するまであとXX日」といったカウントダウンが
クライマックスへの複線となって何ともいえない余韻が響く・・。
個人的な感想を述べさせていただくと、
まほろさんの「えっちなのはいけないと思います!!」というセリフが、
エロゲ(盛夏の杜)原画マン"ぢたま某"に対する辛辣な批判となっており
世の無常を感じさせてくれるものであるなぁ・・。
[Fukapon = RUN=DIM]
久々登場。3DCGですべてが描画された作品。
金額に糸目をつけなければとんでもないクォリティが実現できる3Dアニメーションですが、
日曜の朝6時30分からの番組では予算も限られているのでしょう。
やはり、未熟な3D描画がそこにはありました。
しかし、そんなことは減点につながりません。
その瞬間に興奮できる戦闘シーン、
次の瞬間が楽しみになる感情の揺れ、
来週を待ち遠しくなるダイナミックなストーリー。
激しい戦闘シーンでは、荒削りな3Dアニメであっても違和感は感じません。
むしろ金属や光線の質感がしっかりした画像は、通常の2Dアニメよりも場の雰囲気に合っています。
確かに、各人物の微妙な表情等の方言には甘い部分もありましたが、
ストーリーの中に組み込まれた感情表現のレベルが高く、
視覚的な表情描写の問題など全く気にならない内容でした。
3DCGによる描写の利点だけを利用し、
欠点となる部分はアニメとしての基本の出来の良さで差し替えられていたと言えましょう。
抜群のバランスによって構築された、新たな世界を観られました。
[ハム太郎 = ルパン三世 アルカトラズ コネクション]
だんだん銭形警部が格好よくなってきた。
この調子で行くと次作ぐらいで本当にルパンを捕まえそうな勢いだ。
射撃の腕もアニメ本編とは比べ物にならないくらいあがっているし。
初め10分*4見ただけだと「なに? 主役は銭形なのか?」と思えるほどだ。
実際にはそんな事はないんだが。
私の一押しのシーンは石川五右衛門がタイマンで相手と戦うシーンだ。
というか五右衛門が好きな私は彼が戦っていればどのシーンでも良いんだが(^^;
その時の彼の台詞は今までの自分と決別するかのような力のこもったいい台詞だった。
きっと決別はできないだろうが(苦笑
なんにせよ五右衛門が活躍できてよかったよかった。
[O福監督]
今年は本数的には低迷期を抜けた感があると思います。
BSデジタルやCSのみ放映の作品も数本現れ、将来の苦労が垣間見られた年でもあったのではないでしょうか?
作品内容は全体的に安定した分、抜きに出る作品が減ってきてる気がします。
1クールでやり逃げ的な作品が流行る中で、2クール以上の作品が少し増える傾向にあるのはいいことだと思いますが、
それに耐えうる内容であることを願うばかりです。
[N田軍曹]
シ○プリ旋風の陰に隠れて、けっこういい作品も多かったように思えます。
来年も、こうであればいいですね。
[Fukapon]
一つの転換期を迎えているように感じられます。
すでに原作がヒットしたものや、いわゆるキャラ萌え狙いのアニメが主流となり、
アニメとしてのプライムアワーを占拠していく中で、
私の心に残った作品はすべて辺境の地とも言える時間帯に放映されていた、
一般に注目度の低い作品です。
それらの作品に必ず観られた「挑戦」が私は気に入ったんでしょうね。
来年以降は、この挑戦こそが主流になっていくんじゃないかなぁ、と思っています。
五十音順。 『タッチ CROSS ROAD 風のゆくえ』は1ポイント票を2票で2ポイント、 その他作品はそれぞれ1ポイント獲得。
[O福監督 = 魔法少女猫たると]
『たると』はそっち系*5からの代表ということで・・・
ひとつ注文をつけるとすれば終わり方でしょうか。
やはり最終回にかかるエピソードが中途半端だと印象が薄れるではないかと。
[O福監督 = VANDREAD 〜The Second Stage〜]
『VANDREAD2』は前作を観ていれば安心していられる作品で期待を裏切らずに良い作品だと思います。
宇宙モノとはいえあのクオリティーは並ではすまされないと思いました。
[N田軍曹 = 地球少女アルジュナ]
最後までよくわかりませんでした。
っていうか、歯抜けで見たので、さっぱり(笑)
でも、絵はきれいなほうだったかな。
今度ちゃんと見たいと思ってます。
[N田軍曹 = ぐるぐるタウンはなまるくん]
これは…お子様向けなんですけどね。
それもまた一興ってことで。
いや、これが結構面白かったりもするんですよ。
なんともいえないほのぼのアニメってやつですね。
こーいうのも好きです。
[EZ = ギャラクシーエンジェル]
ゲームショウでのCGによる派手な戦闘デモが多大な反響を呼んだ作品だが、
アニメになってみるとギャグ路線に様変わりし、
キャラクターの魅力を引き出しつつもいまいち伸びてこなかった作品。
Windows版ゲームに期待したいものである。
[EZ = 花右京メイド隊]
アクションや恋愛など注目を引くような要素は少ないものの、
メイドファンをターゲットにした戦略とほのぼのとした主人公の抽象性が特徴といえる作品。
流行の癒し系萌アニメとして可もなく不可もない評価だ。
[ハリー鈴木 = 勝負師伝説 哲也]
OP、和田アキ子っすよ(^^;
[ハリー鈴木 = タッチ CROSS ROAD 風のゆくえ]
元彼女と一緒に見たなぁ(^^;
[なぎ = コメットさん☆]
コメットさんの素直さ、メテオさんの小悪魔ぶりも"萌える"ほどではないが全体のデキがよい。
0930開始なのもビデオデッキ非所持者にはうれしい。
不評と噂の実写エンディングもちっちゃい子が映るのでよい。
[なぎ = だぁ!だぁ!だぁ!]
『だぁ!だぁ!だぁ!』は日曜の夕方、なぜか自宅にいることが多くて結構見ていました。
お約束系のお話、ちっちゃい子とポイント押さえていた点を評価しています。
エンディング曲がTRFなのも違和感がたっぷりでよいです。
[Fukapon = Zone Of the Enders 〜Dolores, i〜]
やったことはないので何とも言えないのですが、
おそらくはPS2版Z.O.Eにはあまりとらわれないストーリー展開だったのだと思われます。
そのため、テレビアニメーション作品として余念のない作り込みがなされていたように感じました。
テンポ良く展開していく中で、笑いも涙もきっちり魅せてきたストーリーと映像、声に拍手。
特に、ミスマルユリカの後不発続きだった桑島法子のドロレスは大当たりだったな(^^;
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