2003年、最高のアニメ作品に贈られる賞。
"Best Animation 2003"
BA2003選考委員会メンバー全員がフォームに従い投票を行った。
3ポイント獲得。
昨年と同様に票が分散する中、最多得票を得たのは『カレイドスター』。
ポイント内訳は「BEST」の2ポイント票が1票、「2nd BEST」の1ポイント票が1票で合計3ポイント。
並み居る人気原作を持つ作品、前評判の高かった作品を押しのけ、最優秀作品に選出された。
ホリプロが初めてアニメに出資したことが一部で「ニュース」になった『カレイドスター』。 主人公「苗木野そら」が、「カレイドステージ」というサーカス/ミュージカルショーのステージで真のスターへと成長する姿を描く。 当初、テレビ東京の木曜日17:25という実験的な枠で放映を開始。 以前よく見られたアイドルとしての成長を描くストーリーと似た同作品、アニメとしての注目度はさほど高くなかった。 しかし、派手さはないものの、破綻のない堅実なストーリー展開、血の通ったキャラクター描写で、いつの間にか人気を集める。 折り返しとなった10月には番組改編に伴い放映時間を土曜日09:30に移すが、依然高い人気を集めた。
特に第一期の最終回*1は素晴らしかった。 時間を変更しての続編もなかなかのものだと思います。 主役の新人ぷりがうまくはまったのではないでしょうか。 そして、それ以上にレイラさんがいいですねぇ。 時期的に『スクラップド・プリンセス』と近かったので、大原さやか氏の演技には感嘆したものです。
「ここが」と言うことのできない素晴らしさ。 ご都合主義でない厳しい世界を描きつつも、厳しくなりすぎないことが現実感を伴わせ、感情移入をしやすくしたんでしょうね。 これ観て、年中泣いています(^^; ストーリーの各要素は、ありきたりなものだったと思うのですが...。 何がよかったのだろう、と言うと、組み合わせ方なのでしょうか。 完成度の高いアニメとして、惜しみない評価を差し上げたいです。
それぞれの作品が2ポイントずつ獲得。五十音順。
ポイント内訳は、『宇宙のステルヴィア』が1ポイント票を2票。
他の作品はすべて2ポイント票が1票となった。
次点には前評判の高かった作品が目立つ。 その中で異彩を放つのは『STRATOS4』。 ローアングルカットを特徴とするスタジオ・ファンタジア制作のオリジナル作品であり、今度も一部マニアにのみ受ける作品かと思われた。 しかし、蓋を開けてみればストーリーや人物描写にもかなりの力が入っており、結果として多くの支持を集めた。 2004年には続編としてOVA『STRATOS4 X』シリーズのリリースが決定している。
一部の人*2はキャラ萌えしているようですが、私は特になく、シナリオが良かったため優秀作品としました。 ジーベック作品出たらまた見よう。
Fukaponこと藤沢やよい*3です(笑。 うのまこと氏のキャラクターデザインがあまりに可愛いので、とりあえず観た。 案外ストーリーもおもしろくて、ラブコメとしても楽しめて二度おいしかった。 こんな感じで、気を抜いて観られる作品でした。 ただ、終盤のしーぽんは好きになれない。 アレは光太の悪影響だね、完全に(^^; 相手は選べ、と。 ...そして結局、服を作った(爆
前作のおねがいティーチャーに続くPlese!の第二弾。
前作はそうでもなかったけど、これはよかった。なんでだろうなぁ。
宇宙人じゃないからかな(笑)
どちらかが血縁者でどちらかが他人という設定に翻弄されるキャラが
うまく描かれていたのが勝因ですかね。さすが井出監督です。
のんびりとした世界と個性的なキャラとのコントラストもお見事。
主人公の弱っぷりは評価の分かれるところですが、あれで強かったら大して面白いものではなかったでしょうね。
ちなみに、「キノの旅」や「成恵の世界」もよかったんですが、
原作無しのアニメーションということでこの作品を選びました。
原作をそのままアニメにする作品ではなく、オリジナルアニメーションとして発表されたことに敬意を表します。
それにしても、結論を灰色にする作品が増えている中、きちんと結論を提示した作品でした。
今後もこういう作品が増えることを願っています。
シナリオについては微妙なところもありますが、2003年いろいろな意味で話題になった作品でした。 やっぱり私的には「moment」ですね(^^;
ローアングルやら水着やら、またこれかよ、と当初は思ったのですが。 中盤以降、次の瞬間にドキドキしながら観ることとなりました。 そうなってもローアングルが健在だったのは、さすがと言うべきか...。 様々な角度から楽しめる作品だったと思います。 今年の最優秀作品として、自信を持って推しましょう。
フローな時代にあって、私自身も良い作品をどんどん記憶の彼方に追いやってしまうので、あえて記してみました。 今年は隅々までチェックするのをやめにして、厳選して見ることにしたんですが… それでも多いですね。 いや盛り返したといった方がよろしいかな。 本数が増えるのは嬉しいことですが、クオリティーにはもう少し気を遣って欲しい作品もあったように思います。
社会人になってなぜかアニメを再び見るようになりましたが、もっとオリジナル作品が出てきて欲しいです。 昔より減ったイメージがあるんで。
今年は本数が多かった...。 一応社会人と呼ばれるようになり、自由になる時間が減った中でこれは厳しかった(^^; 結局、観たいものは全部観ちゃいましたけどね。 本数が多くとも、今年の中盤までは高品質なものが多かった。 どれもどこかには見所があって、そのために観ていましたね。
その中で特に、というのはこんな感じでしょうか。 実は『D.C.』にも票を入れたかったのですが...(^^; 10月改編の感触では、来年が少し心配です。 本数が増える中で、とりあえず受ける作品なんてものが増えないよう、願っております。
五十音順。 それぞれ1ポイント獲得。
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