2004年、最高のアニメ作品に贈られる賞。
"Best Animation 2004"
BA2004選考委員会メンバー全員がフォームに従い投票を行った。
2ポイント獲得。
昨年までの傾向がさらに進み、票は完全に分散。
その中で、1ポイント票を2票、唯一複数得票を得た『双恋 -ふたこい-』を最優秀作品として選出する。
言わずと知れた『電撃G'sマガジン』連載を原作とする、『Sister Princess』後継作品『双恋 -フタコイ-』のアニメ版。 『シスター・プリンセス』の後継作品としての道を歩むのか、『シスター・プリンセス Re Pure』の路線を引き継ぐのかで期待された作品である。 制作陣の目指したものは『シスター・プリンセス』の後継作ではなかっただろう。 しかし結果として、アニメ版独自のストーリーを築き上げ、事実上『シスター・プリンセス』を継いだものと受け取れる。 「男の子の成長」を丁寧に描いた点が高く評価された。
正面から青春されたら評価するしかない。 各姉妹の魅力を十分に引き出していた。他のキャラは脇役で活躍させる(してない姉妹もいましたが)というのは他の姉妹のファンとしては許せないってのはあるんでしょうが、破綻なく展開するためには思い切ったことが必要不可欠でした。
やはりシスプリの後継と言うことで、手堅くキャラ萌えで攻めてくると思っていた私が甘かった。 こんな普通の、どこにでもある成長物語にしてくるとは。 私が好きだというのもありますが、シチュエーションこそ違えど、誰にでもあるであろう、あったであろう迷いに対する彼の回答を魅せるお話は、アニメのストーリーとしても一流だったと思います。 設定が非現実的にもかかわらず、しっかり現実にしたその力も、高く評価したい。 そのための捨てる勇気は素晴らしかった。 そして、捨てることのできなかった望ちゃんをよく選んだ。
それぞれの作品が2ポイント票1票で、2ポイントずつ獲得。五十音順。
票が割れた本年、次点はバラエティに富んだ作品群となった。 強いて言えば、手堅い原作を持っている作品と、前評判がないかネガティブだったオリジナル作品の2種類である。 前評判の全くなかった『カレイドスター』は昨年の最優秀作品。 いつの間に集めた人気を背景に、最終回までの数ヶ月をもって再び選ばれた。 『うた∽かた』は不評だった『Kiddy Grade』を手がけた制作集団gímikの第2作。 冷たい視線に見守られ放映開始となったが、終わってみればポジティブな評価をする向きもあり、ここでは優秀作品に選出されている。
最終回。 ドアを開け、学校へと向かう一夏。 その姿に幼さはなく...。 本当にびっくりしました。 少しだけど、とても成長した一夏を観て大泣きですよ。 成長は罪(違。 毎週彼女と一緒に一喜一憂して、最後は彼女を見守って。 あり得ない世界の彼女なのに、彼女と気持ちを一つにできるだけの見事な感情描写にBESTの票を差し上げます。
イイ作品でしたね〜特に第一期ですが。 「子供が見て楽しめるアニメ」でありながら「大きいお友達」も楽しめる。 ターゲットを絞りきって作るのが当たり前の時代に、ナイスな心意気でした。
元々トライガン好きで見始めた作品。 第1話見たときはどうしようかと思いましたが、その後はいい作品に仕上がっていたと思います。 最後、ブランドンとハリーの戦闘シーンに涙。
今年はこれしか見ていません。 原作の4コマ漫画を知っているけどアニメ版で裏切られたという感じはなかったの。 みか先生の声は南央美でぴったりだったし。
オープニングにやられました。久々に熱い音楽が耳に飛び込んできた瞬間、最高の気分でした。 ストーリーも、バンド活動を経験したことがある人間なら、思わずうなずいてしまうことばかり。 原作もすばらしいとのことで、そちらも気になりますね。 ところで、総じて今年はよいアニメが多かったように思えます。 本当はまだまだ他にも紹介をしたいのですが、都合により3本だけというのが惜しいですね。
やっぱりちちゃいってことはいいことですね。
動く真紅と人形達はそれだけでもよかったけどCVの沢城みゆきさんの演技がそれを引き立てていました。
原作の構成を変更してシンプルな流れをつくることでうまくまとめていたと感じました。
元々多くは見ないので限った中でのランキングですが、見たものは比較的いい作品が多かった年だと思います。 S遊記等は1話で切りましたが(^^;
なかなか昔のように片っ端から全部は観なくなりましたねぇ。 年をとったせいなのか? 忙しくなったからなのか? …それとも面白い作品がなくなったからなのか? ま、これからも適当に観たい作品を中心に観ますよ。
投票しなかったがピックアップしたい作品を勝手に挙げます。
これとってもよかった… と思うんですが、とある業界の人がボロくそに言ってたので、改めて自分の感覚が一般とずれていることを認識した作品です。 いいじゃん、よかったんだもの。
制作者のライトなセンスが好きです。 小ネタで楽しまそうっていう感じでしょうか。 作画は…まあね。
なんつーか、シナリオ構成としてはとても褒められたもんじゃないと思うんですが、最後まで辛抱してよかったと思いました。 終わらせ方がきれいで好きです。
誰もが認める名作ですね。画はさすがです。 他の追随を全く許さないクオリティ。 ただシナリオも他の追随を許さない難解さだったんですよね。 面白いと思える人がどれくらいいるか? と思ってみたり… でもあんな時間にやってるんだから、「解る奴だけ解ればいい」てものもちろんアリだと思いました。
大ヒットでしたね。 確かにシナリオが面白かった。 18時台に放映の作品としては異例なほどグロテスクなシーンが多かったのも印象的でしたね。
今年は去年ほどの作品はなかったように感じました。 去年は投票してない人が言っても説得力ないですね(^^;
観る本数が全く減らせない。 喜んでいいのやら、悪いのやら...。 投票はできなかったもの挙げておきたいという作品は、この辺でしょうか。
KURAUはチャレンジングでしたね。 「特別じゃない大切な誰か」を描くという、また難儀なことを...。 音楽からしてそうだったわけですが、理屈抜きで、とてもハートフルで、心が温かくなるお話だったと思います。
五十音順。 それぞれ1ポイント獲得。
美少女ゲーム原作の、根っからの美少女ものですよ。 それが、最終回は男友達にフォーカス。 ヒロインそっちのけ。 ぐっじょぶ! としか言いようがない。
最優秀か悩みました。
シナリオがよめてしまう所もありましたが、良くまとまっていたと思います。
次点の理由は放送時間変わりすぎ!
これで何度見逃したことか。
他の作品にもいえますが、深夜に放送するものは録画かけている人のことも考えて放送して欲しいと思います。
MEZZOと悩みましたが、登場人物を殺すことで私の予想を裏切り続けたシナリオは、先が読めず見続けさせてくれましたためこちらが次点。 ナデシコ、ステルヴィア、ファフナー、どれもいい作品だと思います。 次回も期待しています。
原作のすばらしさが、そのまま伝わってきます。 矢島晶子の声も良いです。 アニメ版の終わり方は、原作とはまた違ったものになっていますが、これはこれで納得のいくものでした。 今年は宇宙関連のアニメが何本かありましたが、H2A打ち上げに関係があったのでしょうかね。
ほの×なぎ。 全体の流れが単調ってのはありますが、主人公の成長や友情恋愛に限ればよかったです。 なんだかんだ言って見てしまうところが作品の魅力です。
2つ並べたら*1きれいかな〜と思って。 意外と面白かった。特に第一期終盤のシリアスな進展。 いきなり朝への移動もご愛敬。 何にも考えさせられない作品なので、気楽に楽しく観られるのがよかったかと…
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