Date: Mon, 17 Oct 2005 21:12:44 +0900
From: Kuro代理
Subject: です☆めた
ども、Fukapon(Kuro代理)です。
Kuroさんからガサッといただいたゲームレビュー(のうちの1本)です。 処理が遅れていてごめんなさい...。 sincere 『です☆めた』、いつプレイしたのかは不明、なのかしらん。 では、レビューをどうぞ。
このメーカーさんは、処女作『シンシア』以外出せないのか、と思いきやしっかりと二作目を出してきました。 処女作にしてはかなりのできのものを作ったメーカーさんでしたので、注目度は大でしたね。 なおかつ、二作目=ファンをつけるための絶対条件、ということでかなり期待してプレイしました。
現代音楽というよりもクラシカルに仕上げたBGMが多く、個人的にはかなり気に入りました。 音楽自体はなかなかいいものの、BGMとしての効果は今ひとつだったかもしれません。 音楽をしっかりと使いこなせていないというか、音楽による気持ちの昂ぶりが名作といわれているものよりも小さかったです。 やはり、こういうものをやると音楽の大切さというものが非常に理解できます。 OP曲が、好みではなかったりしたのも減点対象です。
う…(涙) なんで、原画師が…。 私は、前の原画師のほうが好みでしたよ…。 あのふにゃふにゃ感が…。 まあ、この原画師も悪いとはいいませんよ。 それなりにいいですし、好みの問題なんでしょうが…。 まあ、こちらの方がキャラクター設定がおもしろいですし、CVの接合度はもちろん、演技もすばらしかったですけど…。
さて、気を取り直しまして…。 キャラクター設定はかなりいいです。 やきもち合戦、キャラ同士の掛け合いがおもしろく、かなり笑わせてもらいました。 一番驚いたのが主人公の設定ですね。 「これは、数ヶ月前の私だ…」と、シナリオ進めていくうちに、だんだんこの主人公に感情移入してしまいましたね。 考え方、行動、性格…。 かなりかぶっています。 ていうか、わたしはこんな感じです(ちなみに儀式はやりましたが失敗しました。 わたしの本は5000円っと…)。
お気に入りキャラは小日向景。
前作は、語り不足の点があったのですが今作はというと…。 とりあえず、前作のような極端な語り不足はなかったです。 テキストの質は普通。 シナリオは…。 久々に感動しました。 主人公の生き方とかに…。 やはり、人間はかくあるべきです。 このゲームの主人公と同じようなわたしは、とくに感情移入をしてしまい、異様に共感がもてたせいでしょうか…。
前半部は、はちゃめちゃでキャラクター同士の掛け合いとかがなかなかおもしろく、何回かは声を出して笑ってしまいました。 後半部はシリアスな展開になるのですが、ここにキャラの設定が活かされていてシナリオがより魅力的になっていると思いました。 というわけで、きれいにまとめてエンディングなのですが…。
いかんせん、エピローグがどうも…。 急に話が飛んだり、エンディングとはつながりがないものもあったりして、微妙なものになってしまいました。 ここがうまくつながっていれば、かなりいい作品に仕上がっていたんですけどね…。
二作目としてはなかなかの出来だと思います。 しっかりと前作の欠点を修正していますし、狙いもよかったと思います。 ただ、個人的に残念なこと…。 なんで小日向景がメインヒロインじゃないんじゃ!! どのキャラも好きになったのですが、中でも一番好きになったので…。 お姉さま、メイドさん…。 わたしの大好きなものですね。 ていうか、笑顔にやられましたよ。 あれは、反則です。
というわけで、このメーカーのファンになることを決めた某日でした。 せめて、C○○○○Sのようにならないことを切に願います。
評定。 音楽:8, キャラ/絵:8, シナリオ:8。 得点:82。