Date: Fri, 01 Feb 2002 22:21:39 +0900
From: Fukapon
Subject: 今日の妹たち: CD: 告白“決めてよ!”
ペンギンにゃ、みなさん。 どもども、Fukaponですぅ。
今日発売のPrits『告白“決めてよ!”』(KICM-3023)を入手し、聴きましたのでサクッとレポート。
...発売日に買うなんて珍しいな、ですって?
いやぁ、偶然にも(笑)錦糸町にビルを持つ某社の面接日程とぶつかってくれまして(^^;
このような6トラック構成なのですが、『告白“決めてよ!”』には4トラック以降のトラックごとタイトル紹介がありません。 よって前作同様、4トラック目以降「instrumental」という呼び方があっているかどうかは不明です(^^;
さて、Pritsのセカンドシングルでもやはり、プロデュースチームは新たな一面を見せてくれるのでしょうか。 そして、すでにその能力を期待されなくなりつつある夏子様の逆襲はあるのか(^^; さらに、録音品質はいかがなものか。 早速チェキですぅ〜っ。
タイトルチューンとなるファーストトラックの「告白“決めてよ!”」は、イントロでちょっとびっくり(^^;
「クリスマス?」とか思ってしまう鐘の音が入ります(笑。
そのような意外性はうまい具合に楽曲、そして歌の方にも現れています。
前作「Sakura Revolution」に比べ、若干「大人っぽい」仕上がりになっています。
楽曲が「可愛く元気に」だけでなく、自分を決められる女の子の、告白の決意を表すかごとき「ハッキリとした」雰囲気でまとめられているのと併せて、「Sister Princess(=妹)の歌」とゆー枠から離脱しきっていると言えるでしょう。
しかし、「Sister Princess」を忘れているわけではなく、可憐や咲耶くらいの年齢の女の子のバレンタインストーリーみたいな歌詞になっています。
また、シスプリとのつきあいが長い(^^;)人であればSister Princessの歌う「私のダーリン(はぁと)」の流れを汲むものであることにも気付くはず。
Pritsがシスプリの一部だと考える人たちをも、新たなPritsの世界へと誘う、うまくできた曲です。
こうなると、次のシングルのファーストトラックでは、完全にPrits独自の世界を構築してくるのでしょうね。
ぁ、そんなのはどーでもいーって?
歌についてですね(^^;
今回のボーカルラインについてもプロデュースチームの優秀さは健在で、歌の安定感は十分です。
ここ一番のボーカルには水樹奈々さんを当てるという常套手段の他、我らが望月花穂ちゃんを完全にドライブしきる(^^;;)とゆー離れ業(爆)を成し遂げています。
すでに、花穂ちゃんは先陣を切って逃げるだけの存在ではありません。
前作で目立っていた小林由美子の勢いを生かした部分はないようですが、大人っぽい楽曲ということを考えると、これも良い選択だったのではないでしょうか。
ん〜、不安要素はほとんどなし。
安心して聴けるというレベルを超えた完成度です。
...まぁ、不安要素が「全く」ないわけじゃじゃないんですよね。
中途半端だった桑谷夏子様が、中途半端なままなんです(^^;
ソロパートでは少々厳しいことになっていますねぇ。
まぁ、アレを夏子様節と考えてよしとする向きもあるのでしょうが、プロデュースチームは次に、何かを魅せてくれると信じています。
いやぁ、3ヶ月でPritsの成長、っつーか、プロデュースチームの成長をここまで観られると楽しいですね(^^;
さぁ、この勢いでセカンドトラック「Frozen
Lover」へ。
静寂の中から始まる、若干テンポの落ちたこの曲は、前作の「Love states」の流れを汲むものです。
「可愛さ」よりも「クールさ」を押し出す内容となっています。
イヤ、「告白“決めてよ!”」が大人っぽくなり、比較的可愛さを抑えめにしたように、こちらも抑えて、「可愛さではなくクールさ」を求めたものとなっていると言ってしまっても良いかも知れません。
同じ告白というテーマで、ここまで違う楽曲を並べてくるというのもなかなか驚きです。
まぁ、「大人っぽく」という共通点はあるので、違和感は感じませんが。
また、前作「Love states」における挑戦の結果、課題として残されたボーカルの安定性も、十分に問題ないレベルに引き上げられていますね。
小林由美子と望月花穂ちゃんの歌い方が、それぞれにあった方法で勢いが殺されたものとなっています。
これにより、落ち着いた雰囲気を損なわないことに成功しているのです。
...まぁ、花穂ちゃんに関しては若干甘いですが(^^;
「告白“決めてよ!”」では今ひとつだった桑谷夏子様ですが、この曲ではうまく歌っています。
落ち着いた曲の方が、彼女向きなのかも知れませんねぇ。
確かに、落ち着いた曲ではそれなりの危険も伴いますが、そこは他の3人がいるのですし。
最後の「Party DE Bon Appetit!」に関しては、説明は不用でしょう(^^;
4人の「Party」の始まりから終わりまでをなぞった曲です(^^;;
ありがちですねぇ。
んでも、シスプリ関連ではありそうでなかった。
だからここに入れたんでしょうね。
ちなみに、時間軸を考えますと、1,2トラックの出来事のあとのパーティ、つまり、14日か15日の夜じゃないですかね。
歌の方も、何も言わなくて良いでしょ(^^;
楽しそうなら良いんです、こーゆー曲は。
...でも、ちょっと言っておこうか(笑。
楽しそうなら良いんですが、ちょっと無難にまとまりすぎちゃってるかも。
もう少しバラバラで、安定感にかけるくらいがかえっておもしろかったんじゃないかなぁ。
# そーいや、誰が料理するんだろ(爆
とゆーわけで、総じて、Pritsが「水樹奈々さんと3人の愉快な仲間たち」から「女の子4人のユニット」へと変化させられつつあると言えるでしょう。 すでに触れましたが、次回作が非常に楽しみになる内容です。
さて、最後はお楽しみ、録音品質チェック。
...良くない(^^;
悪い(^^;;
一応、前作『Sakura Revolution』より良くなってはいます。
ボーカルラインが強引に前に出されただけですが(^^;
まぁ、その点は評価しましょう。
ただ、それだけってのはどうですか?(^^;;
何もしないよりはいいけどさ...。
ちなみに、望月花穂ちゃんのコスプレジャケットに負けて同時に買った『魔法少女猫たると お歌のじかん』(LACA-5090)の方は遥かに良いです(^^;普通から良いへ向かう途中、くらいでしょうか。 ...おひおひ、たるとに負けるなよ、シスプリ(^^; っつーか、花穂ちゃん、きっちりスタッフに文句言ってくれよ(笑。 「私のお声が台無しじゃないですか」って(爆
Date: Thu, 28 Feb 2002 21:50:23 +0900
From: Fukapon
Subject: 今日の妹たち: CD: Private Emotion
そうそう、今更なんですが、前作『告白“決めてよ!”』に対して「悪い」という評価を下しましたが、ごめんなさい、これは言い過ぎでした(^^;; 良くない、もしくは良くないから普通の間、くらいにしておきます。 とは言えいわゆる「シスプリクォリティ」とは音の雰囲気が全く違うことはハッキリ書いておかねばならないでしょう。 『告白“決めてよ!”』の方が、この手の曲にはあっているかなぁ、って気がしますね。