Date: Tue, 08 Jan 2002 22:43:36 +0900
From: Fukapon
Subject: 今日の妹たち: CD: Sakura Revolution
ペンギンにゃ、みなさん。 どもども、Fukaponですぅ。
元旦発売のPrits『Sakura Revolution』を昨日、やっと入手しましたのでレポートです。
こんな感じの6トラック構成なのですが、この『Sakura Revolution』にはトラックごとのタイトル紹介がありません。 よって4トラック目以降「instrumental」という呼び方があっているかどうかは不明(^^;
Sister Princessが擁する唯一の歌姫、水樹奈々さんと3人の愉快な仲間たちで構成されるユニット、Prits(笑。 さぁ、実力はいかに? 今回も、プロデュースチームに「Good Job!」と言えるのでしょうか?
まず、ファーストトラックの「Sakura Revolution」は、春到来、元気にいっぱいにスタートしよう、とゆー雰囲気の曲です。
開放感あふれる曲は「シスプリ」本編のイメージからはハズレ気味かも知れませんが、妹から連想される「可愛い女の子」4人のユニットにはぴったりの曲です。
この楽曲はバンド編成での演奏を意識したであろうもので、シスプリ関連としては新鮮みもあります。
この新鮮さもやはり、春到来という演出をしていて素敵ですね。
歌詞の方もかなり洗練されているように感じます。
始めから終わりまで元気で可愛い内容。
...「常識より熱く、情熱より寒く」って、好きだなぁ(^^;
ぇ?
気になるのは歌声の方だって?
ええ、素晴らしい仕上がりです。
『Angel Jukebox』、『Kaleidoscope』に続き、シスプリのプロデューサーたちは確実に学習している模様(^^;
まぁ、同じスタッフというわけではないのですが、ちゃんと前作はチェックしているんでしょうね。
全員で歌うところに関しては、小林由美子と水樹奈々さんが中心に聞こえます。
この組み合わせであれば「勢いのあるボーカル」と「細かいところのフォロー」が可能ですから、全編にわたって安定した基盤を作れます。
まぁ、このことを逆に考えると「勢いのあるボーカルを使うための楽曲」として「春到来で元気いっぱい」にしたのかも知れませんね。
それが、結果としてすべてをうまくしたと。
全体的にも小林由美子と水樹奈々さんを機軸にした展開です。
勢いの必要なところで小林由美子、微妙な表現が必要なところでは水樹奈々さんが歌います。
一休みするところで桑谷夏子となるのも、なかなかうまいですね。
夏子様ってば、ここ一番がなければ問題ないんですから(笑。
...ぁ、そうそう、私たちのアイドル、望月花穂ちゃんは先陣を切って即逃げる、ってぇ感じ(爆。
『Kaleidoscope』で確立されたやり方ですね(^^;
次に、セカンドトラックの「小さな手」ですか。
...前奏なしで望月花穂ちゃんのソロってのがなかなかこれまた(^^;
エフェクトかけて騙してるけど、騙し切れていないのも狙いか?(笑。
まぁ、その歌い出しで想像がついてしまうような曲です(爆。
これが『Angel Jukebox』や『Kaleidoscope』で望月花穂ちゃんと小林由美子が歌っていた曲の直系でしょう。
可愛い女の子の可愛い恋の歌です。
ただ、可愛さよりも元気さに重きを置いているのは、「Sakura Revolution」にあわせているのかな。
ボーカルついては、まぁ、元気いっぱいならそれで◎、望月花穂ちゃんと小林由美子の独壇場、そんな感じですね(^^;
サードトラックに納められている「Love states」。
これは凄いっ。
デビューシングル『Sakura Revolution』において最も注目すべきはこの曲でしょう。
「Sakura Revolution」で「新鮮」な感じを打ち出してはいるのですが、やはり、「斬新」とまではいきません。
それはどこかで「可愛さ」と言うことを求めてしまっている結果だと思うんですが...。
この楽曲は「クールさ」という新たな要素が「可愛さ」よりも遥かに前へと出ています。
...具体的に言えば、なんと曲調がまるで「スカ」風味なんですよ(^^;
いやぁ、プロデュースチームもなんつー派手な挑戦を...。
「Sakura Revolution」で言っていた「常識より熱く、情熱より寒い」楽曲に仕上げてきましたなぁ。
ただ、この斬新な挑戦は、ボーカルの安定性を欠く十分な原因になっています。
...望月花穂ちゃん、大好きだよっ(爆。
そんなに歌い方を変えなくたって...(^^;;
さて、最後はおなじみ録音品質チェック。
...×(^^;
前奏の部分で早くも「ぁ〜、こりゃダメだ」って感じです。
いわゆる「シスプリクォリティ」とも言える、普通か、今ひとつか、とゆーところにも届いておりません。
...なんで『Kaleidoscope』レベルで仕上げないかなぁ。
マスタリングエンジニアさん、気合い入れてください(^^;
ってゆーか、本気でPritsを売る気あるの?(違