from 『ToHeart』(アニメ版)
流行語大賞選考委員、全会一致での決定。
出典元となったアニメの出来、言葉自体の使いやすさが受けた形での受賞となった。
世間での使用頻度、浸透度など、流行語大賞としての条件はすべてクリア。
「私もハートフルラブコメディに生きたい」という趣旨の世論が、さらに追い風となった。
久々に気持ちの良い流行語大賞が生まれたと言っても過言でなかろう。
選考委員の一人、Fukapon氏は「こんなにすっきり決まる年は少ない」とその快速決定ぶり話す。
また、同じく選考委員の一人、M實氏は「これなしに今年は語れないだろう」と熱く語っていた。
(「お嬢様」について)
話題性の高さが評価された。
また、選考委員Fukapon氏による「今年は、かなりこの言葉を使いましたね」のコメントにもあるよう、
その使用頻度も大賞クラスと前評判が高かった。
さらに第四四半期には、選考委員の一人であるM實氏の彼女が「お嬢様」であるという噂が広まり、
その話題性にも事欠かなかった。
しかし、一般名詞に特別な意味を持たせたの多くの言葉同様、
世間での一般性に欠けると指摘され、次点にとどまった。
なお、大賞、次点の二つが『ToHeart』から排出された言葉であることから、近日発表される
"Best Animation 1999" を『ToHeart』が受賞することは確定的と見られている。
(「中間搾取」について)
使用者の悲痛な叫びに対する情けによる受賞。
流行語大賞選考委員としては異例の、情に流された決定だと言われている。
使用者で選考委員のK島T氏は「もう涙を見せないで済みそうだ」と意味不明のコメントを残した。
なお、その使用方法等は一般的に不明であり、今後、選考委員に対する避難が強まるのは必至であろう。
「身も心も」(from 『Natural ~身も心も~』)
「友達の仮面」(from 『pure snow』火魅子伝OP)
「十分ですぅ」(from 『トラブルチョコレート』)
大賞受賞に至らなかった理由はそれぞれ、「古すぎる」 「使い方が難しい」 「限定的にしか受けない」 と発表されている。